能登半島地震から3度目の春、桜前線が奥能登にも到達しました。「能登さくら駅」の愛称でも知られる石川県穴水町の能登鹿島駅では、ホームを包み込む桜のトンネルが見頃を迎え、絶好のお花見日和となった8日は大勢の花見客でにぎわいました。

七尾湾のそばに立つ「のと鉄道」の能登鹿島駅。線路の両脇にはホームを覆いつくすようにおよそ100本のソメイヨシノが咲き誇ります。
絶好のお花見日和となった8日は、淡いピンク色のトンネルを列車が通り抜ける瞬間をカメラに収めようと、多くの花見客が訪れました。
輪島市から訪れた男性は「2年前に震災があった春にも来たが、潰れた家がたくさんあって、解体途中の家もあった。今年は憂いなく、すばらしい桜を眺めることができてうれしい」と話していました。
埼玉県から来たという女性は「ネットを見てきた。ベストショットを狙いたい」と話していました。
能登鹿島駅のソメイヨシノは、今から94年前の1932年、当時の国鉄が穴水町まで開通したことを祝い、地元住民によって植えられ、今では奥能登を代表する桜の名所となりました。

石川県は9日夜遅くから雨が降り出し、10日は降り方が強まる所もある見込みで、桜流しの雨を前に訪れた人たちは一瞬の輝きを胸に刻んでいました。



















