仙台管区気象台は、福島県の磐梯山で増加していた火山性地震は減少傾向がみられるとしていますが、火山活動が高まっている可能性はあり引き続き今後の火山活動の推移に注意するよう呼びかけています。

気象台によりますと、磐梯山で12月27日の正午ごろから増加していた火山性地震は28日の午後以降減少傾向が見られるとしています。

1日は、午後3時までに火山性地震は観測されていませんがこれまで顕著な増加がみられたことから、火山活動が高まっている可能性があり引き続き今後の火山活動の推移に注意が必要としています。
また地殻変動や監視カメラによる観測では特段の変化はないということです。


1月1日15時現在の火山性地震の回数は以下のとおりです。

12月27日(12時から)15回

28日 780回

29日 426回

30日 161回

31日 12回

1月1日(15時まで)0回


今後、火山活動がさらに高まった場合、噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)から噴火警戒レベル2(火口周辺規制)に引き上げる可能性があるということです。

気象台は、今後の火山活動の推移に注意を呼びかけています。