8日、札幌では小学校の入学式が開かれました。

これから楽しい学校生活が待っていますが、気をつけなければならないのが交通事故の危険です。

8日午後、入学式が行われた札幌市内の小学校です。

札幌市立二条小学校 石川篤司校長
「皆さんが入学してくるのを、先生たちも、お兄さん、お姉さんも、みんな首を長くして待っていました」

先生の話を真剣に聞く表情もちょっとオトナになりました。

新入生
「お勉強頑張りたい」

保護者
「入学式めっちゃかっこよかった」

子どもたちの行動範囲が広がる小学校の入学直後は、交通事故が急増する時期でもあります。

北海道内で、2025年までの5年間に起きた小学生の交通事故。
けがや死亡した子どもの半数以上は1年生と2年生です。
さらに、事故は登校と下校中が半数を越えていて「魔の7歳問題」とも呼ばれています

保護者
「駐車場とか、信号がない通りは注意するよう伝えている」

新入生
「車から見えないから・・・」

事故が急増する理由のひとつは子どもが目で見える範囲=「視界」にあります。

JAF札幌支部 安藤純一セーフティアドバイザー
「これがこどもの目線」

熊谷七海記者
「明るい部分だけが見えているんですね」

JAF札幌支部 安藤純一セーフティアドバイザー
「6歳の子どもだと(視野は)大人の約6割くらいという実験結果もある」

これはJAFが作成した子どもの視界を表わす映像です。

横断歩道に差し掛かった車。突然、子どもが飛び出してきました。

もう一度、映像を見ると左側から走ってくる子どもは近づく車に注意していないことがわかります。

一方、子ども視界で見ると、見えているのは、大人の6割ほど。

道の反対側で手を振る友達に気を取られ、車が見えていないことがわかります。

JAF札幌支部 安藤純一セーフティアドバイザー
「子どもと目が合うくらいでないと気づいてもらえない。そのくらいの気持ちで運転していただく必要がある」

さらに、キケンは通学路にも潜んでいます。

札幌市豊平区の月寒東にやってきました。

日本損害保険協会 川田晃久事務局長代理
「せまいですね、2人並んで歩けない。こどもはおしゃべりしながら歩いたりするのでどうしても並んで歩きたくなる」

こちらは、住宅街にある変則の交差点。

公園沿いの大きな通りに、脇道が斜めに交わっているため交差点の見通しが悪くなっています。

一方、こちらは上り坂の交差点です。

日本損害保険協会 川田晃久事務局長代理
「坂道だからドライバーはアクセルを踏み込みながら走ってくる」

さらに一時停止の標識もないため交差点に進入した車と接触するキケンがあるのです。

森田絹子キャスター)
こんなデータもあります。去年までの5年間に小学生の事故形態で最も死傷者が多かったのが信号機も横断歩道も『両方ある』交差点でした。札幌市は、新年度を迎えるこの時期、インターネットで通学路の危険か所を公表し、注意を呼びかけています。

堀啓知キャスター)
子どもは、まだまだ交通ルールや注意力が身についていない面もあるかと思います。お家でも声をかけて意識づけなどよろしくお願いします。