イラン情勢による原油の高騰が続いていますが、北海道釧路市の銭湯は以前からボイラーの燃料を切り替えて原油高対策にあたっています。

釧路市の住宅街に佇む創業85年の銭湯「栄湯」です。

昔ながらの蛇口は栄湯の歴史の証です。

入浴客
「朝は毎日」

午前11時の開店とともに一番風呂を求める常連客が。

風呂の水は敷地内の井戸からくみ上げた地下水を、ボイラーで沸かしています。

店主 平塚早苗さん
「重油を使うと店を休まないといけない…」

ボイラーの燃料は廃材や市場で使われていた木製パレットで費用は、「ゼロ」です。

池田徳敏さん
「角材だと1回入れたら30分は持つから見に来なくても安全。毎日500本ぐらいかな。長さにもよるけど。重油高いし、かなり高いよ。重油だけだとやっていけない」

「栄湯」では20年ほど前からボイラーの燃料に廃材と重油を併用してきましたが数年前からは廃材のみに切り替えました。

数年前よりもさらに原油が高騰するいまの状況に「栄湯」は、当面、燃料に重油を使うことはないと話します。

店主 平塚早苗さん
「この木がなかったらいまごろなかったかな、うちは。無理だったかな、重油だけだったら。重油だけだったらお休みしていた方がいいかもしれない。お店開けないでお休みしてます。どうにか原油が安定して皆さん平和に過ごせるように戦争が終わるのが一番」