アルビノ?
──白いのは、アルビノなのでしょうか?
(東洋産業 大野竜徳さん)
「これはアルビノではありません。アルビノ個体は眼の色が赤くなることが多くありますが、この個体は黒いですね。
クビキリギスには緑色型や褐色型という、周りの草や枯草に溶け込むような色をしていますが、さらに環境や遺伝的要因によって体色が薄くなることがあります。
この個体は褐色型の中でも淡色の薄い褐色型ではないでしょうか」
「変わった色の個体は目立つので他の生き物に襲われやすく、成虫になるまでに死んでしまうことも多いのですが、乾燥した枯草や地面に紛れるには、この白っぽさがむしろ都合がよかったのか、運がいい個体だったのかもしれません」
──珍しいのでしょうか?
(東洋産業 大野竜徳さん)
「白い個体は特別だけど異常ではありません。白いクビキリギスは確かに珍しく、目を引きます。これは、この種がもともと持っている色の幅の一つです。
自然界では、こうしたちょっと違う個体が、環境に応じて生き残ることもあります。白い体が目立つか、隠れやすいか…。その答えは、自然の中で静かに試されています」














