影響の拡大が心配される原油由来の製品。なかでも重要物資である「ナフサ」のやりくりはどうなるのでしょうか。
ビニール、ラップ、液体洗剤などの原料「ナフサ」とは?
プラスチック、ビニール、ラップ、液体洗剤など、生活の周りにある様々な物の原料となっているのが、無色透明の液体「ナフサ」です。

古代メソポタミアの言葉で、「地面から湧き出る燃える液体」を意味する「naptu」が語源(※諸説あり)とされています。
ナフサはガソリンと同様に石油精製工場で作られます。

まず、原油を加熱します。原油には様々な成分が含まれていて、それぞれ沸騰し始める温度である沸点、つまり液体から気体に変わる温度が違います。この性質を利用して分離させていきます。
原油に最も多く含まれるのはガソリンで全体の31%、軽油が25%、重油が17%含まれます。ナフサは、ガソリンの副産物として10%ほど生まれます。

こうしてできたナフサは分解工場に運ばれます。ナフサを分解炉に注入して加熱すると、細分化され、重さによって分類される「基礎化学品」となります。

中でも軽い物質が「エチレン」と呼ばれ、さらに化学反応を経て様々なプラスチック素材になります。例えば、「ポリエチレン」になればレジ袋に、「ポリスチレン」になれば発泡スチロールや食品トレイといった製品に加工されていくのです。














