トランプ氏「まもなく目標達成」主張も演説後に原油価格10%上昇

小川彩佳キャスター:
世界中が注目したトランプ大統領の演説、どうご覧になりましたか。

教育経済学者 中室牧子さん:
トランプ大統領は「この状況は自分がコントロールできている」とアメリカ国民に伝えたかったのだと思います。

現在の戦闘の見通しを「短期で終わらせる」として、戦闘の成果を強調しましたが、具体的な停戦条件や交渉の枠組みについては触れていません。その反面、今後2~3週間で追加の攻撃をする可能性があることを伝えました。

経済面においてもリスクはないことを強調しましたが、原油供給のボトルネックであるホルムズ海峡の問題は全く解決されていないので、依然として供給不安はあります。

そのため、トランプ大統領は「状況をコントロールしている」と主張したものの、その主張をサポートする材料はなく、市場からの評価も非常に辛いものになっています。

藤森祥平キャスター:
トランプ大統領の狙いとは逆に、原油価格が演説前より約10%も上がっています。

中室さん:
非常に急な上昇だったので、市場はトランプ大統領が期待した通りには動かなかったと言えます。