柏崎刈羽原発から出た「使用済み核燃料」の行き先は、どうなるのか。
中間貯蔵施設がある青森県が、現時点では新規の搬入を認めない考えを示しました。これについて、新潟県柏崎市の桜井市長は2日、「理解はできるが何とか搬出を認めてもらわなければいけない」と語りました。

「非常に悩ましいところであります」

こう柏崎市の桜井雅浩市長が頭を悩ませるのは、使用済み核燃料の行方です。
柏崎刈羽原発の使用済み核燃料は、青森県むつ市にある施設で中間所蔵されていて、東京電力は3月31日、今年度はおよそ60トンの燃料を搬出する計画を発表していました。

しかし同じ日、青森県の宮下知事が現時点では新規の搬入を認めない考えを示したのです。保管した核燃料の搬出先となる再処理工場の審査が遅れていることを最大の理由に挙げています。

【青森県 宮下宗一郎 知事】
「なし崩し的に本県に、使用済み核燃料が行き先のない形のまま搬入されることはあり得ないこと。もともと、そういう環境にあれば当該年度、その後も難しくなることは操業開始の時点から伝えていた」

14年ぶりに再稼働した柏崎刈羽原発の6号機は2025年12月現在で、使用済み燃料プールの貯蔵率がおよそ88%に達しています。

柏崎市の桜井市長は、再稼働を認める条件のひとつとして、『6号機の貯蔵率をおおむね80%以下にすること』を求めていました。

【柏崎市 桜井雅浩 市長】
「宮下知事のお気持ちは理解はできるところです。国、また当事者である日本原燃に頑張ってもらわなきゃいけないだろうと思っていますし、私どもの方としては何とか搬出を認めてもらわなければいけないだろうと思ってます」

その上で、「核燃料サイクルを確立するという強い意志を示すことが青森県の信頼を回復することになる」と国に訴えました。

使用済み核燃料の行方が不透明となる中、6号機は4月16日に営業運転を再開する予定です。

東京電力は実際の燃料の輸送については「青森県やむつ市と相談して決めていきたい」としています。