電柱の上にあると停電の恐れがあるとされるカラスの巣。その撤去作業が19日、砺波市で行われました。
細橋雄太記者
「この高い電柱の上にあるカラスの巣、この巣によって多くの停電が引き起こされ電力会社は頭を悩ませています」
これは毎年この時期、電柱の上にカラスの巣が多く作られ、停電の危険性が増すことから北陸電力送配電が実施しているものです。
この日も職員が高さ11メートルの電柱に作られたカラスの巣を特殊なはさみを使って取り除きました。
これが撤去されたカラスの巣です。カラスの巣は主に木の枝や草木を使って作られていますが、停電を引き起こしやすい厄介な巣だといいます。
北陸電力送配電 となみ野配電センター 川原雅士副課長
「鉄のハンガーを巣の材料に持ってきて、鉄のハンガーは電気を通しやすいので、そのせいでショートなどの不具合が起き停電にいたるケースが発生しています」
北陸電力送配電によりますと、カラスが巣の材料にするハンガーなどが電線に触れるなどして去年、県内では停電が12件発生したということです。

停電が起きてから撤去するにも、復旧までには時間がかかるし…。