予防が期待されるワクチン

そしてある日、愛理さんは『子宮頸がんワクチン』接種のため、新潟市内のクリニックを訪れました。

愛理さんが接種を決断したことについて、自身も子宮頸がんで子宮の一部を摘出した母親の牧子さんはこう話しています。

「昔はワクチンなかったけど今はあって、それを打つことによって9割くらい防げるものだから、効果の高い若い時期に打つことになったのが良かったと思います」

ワクチンは3回接種で、すべて自費で接種した場合には、およそ9万円の費用がかかるということです。

新潟市の場合、政府からの積極的な呼びかけが中止されていた間にワクチン接種の機会を逃した1997(平成9)~2008(平成20)年度生まれの女性は、2025年3月末までに1回目以上を公費で接種していれば、2回目・3回目の接種を公費で受けることができます。一方で、新潟県内の接種率は、2025年度の速報値で16.7%です。

【ロイヤルハートクリニック 山本泰明院長】
「子宮頸がんワクチンを打たなかったこの10年の間、また増えてしまった」
「10%ぐらいが持続感染と言われていて、それが続いていると、子宮の出口の細胞が“がん化”していく」
「HPVウイルス感染をまずブロックする、予防することに、ワクチンの一番のメリットがある」

ワクチンで予防が期待される『子宮頸がん』について、まずは正しい情報を知り、定期的な検診とあわせて自分の体を守る選択を考えることが大切です。

「子宮頸がんワクチンを打った時は痛かったけど、未来の自分のためと思ったら、勇気を出して良かった」と話す愛理さんは、新潟市のHPVワクチン啓発動画への出演を決めました。現在、市の公式YouTubeで公開されています。
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