福島海上保安部は28日、福島県の相馬沖で27日、底引き網漁船の底引き網から、頭蓋骨など人骨とみられる骨が見つかったと発表しました。海上保安部では、見つかった骨の鑑定を進め、人骨であった場合には、事件・事故の関連について調査するとしています。

27日午前6時半ごろ、相馬市にある鵜ノ尾埼灯台から南南東およそ43キロの海域で、底引き網漁をしていた相馬双葉漁協所属の漁師が、底引き網に人骨とみられるものが入っているのを見つけました。

相馬双葉漁協から連絡を受けた福島海上保安部が、現地に職員を派遣し調査を行ったところ、頭蓋骨や背骨など人骨とみられる骨5点を確認したということです。

福島海上保安部によりますと、骨は大きさなどから成人のものとみられますが、性別や亡くなった時期についてはわかっていないということです。

福島海上保安部は、見つかった骨の調査を進め、人骨だった場合は、身元の確認を進めるとともに、事件・事故の関連についても調べることにしています。