静岡県三島市教育委員会は3月27日、市内の中学校が入試の出願書類として作成し、公立高校に提出した調査書に誤りがあったと発表しました。

記載に誤りがあったのは、三島市内の中学校が公立高校の入試用に発行した1人分の調査書です。

3月18日、中学校で成績が記載されている「通知表」を生徒に渡したところ、3年生の生徒1人から記載内容に誤りがあると指摘がありました。

中学校側が通知表の元となるデータを確認したところ誤りを見つけ、生徒が受験した高校に提出した「調査書」のデータにも誤りが確認されたことから、公立高校と県教育委員会に報告しました。

中学校側は、全ての調査書データを再点検した結果、他の生徒の調査書に誤りは見つかりませんでした。

通知表や調査書に記載される生徒の成績・出欠席数・委員会活動などのデータは、事務作業をデジタル化する「校務支援ソフト」に入力して一元管理しているということです。他の生徒の調査書に誤りが無い状況から、この生徒のデータ入力の際に何らかのミスが生じたとみられます。

この生徒が受験した高校が、すべての受験生を対象に再審査した結果、この生徒に対する「合格」判断には影響がありませんでした。

中学校の校長と担任教員、三島市教委は、この生徒と保護者に経緯を説明し、謝罪しました。

この中学校では、調査書の点検に全ての教員が携わり、調査書1通につき3人以上の教員が点検していましたが、記載の誤りは多重チェックをすり抜けていました。

学校側は再発防止のため、複数の教員が確認した後、学年主任、主幹教諭、教頭、校長がそれぞれ点検する態勢に改め、関係書類と突き合わせる確認を徹底していくということです。

三島市教育委員会学校教育課では「多大なご迷惑をお掛けし、信頼を損ねる結果となったことについて深くお詫び申し上げます。調査書は生徒の人生を左右する重要なもので、記載および点検について市内各学校に改めて指導を徹底し、再発防止に努めてまいります」としています。