天気解説でよく聞く「平年」はいつ?
高柳キャスター:
続いて、よく耳にする「平年並み」などの「平年」。天気を言葉で伝える上で「平年」は、比較するのに欠かせないと思います。

河津真人 気象予報士:
一体いつのことを指しているのかというと、現在言われている「平年」は、1991年~2020年までの30年間の気象データの平均のことです。10年ごとに更新されるので、直近5年の異常気象は含まれていません。
今はどんどん気候が変化していることもあり、「平年」も変化しています。その「平年」の感覚のズレが分かりやすいのが、東京の年間の猛暑日日数です。

【東京の猛暑日(35℃超)の日数】
▼2代前の「平年」(1971~2000年):年間1.9日
▼1代前の「平年」(1981~2010年):年間3.2日
▼今の「平年」(1991~2020年):年間4.8日
▼直近30年(1996~2025年):年間7.5日(独自に計算)
2020年以降、突出して猛暑日が増加しており、「平年」より気温が高いのは普通で、「平年」と比較しても最近の気候を捉えきれなくなってきているというのが正直なところです。
高柳キャスター:
今年の予報で「平年」と比べても、直近5年の天気は入っていないということですね。
2025年の猛暑日は、東京は29日ありましたが、次に「平年」が変わるのは5年後の2031年ですよね。その時の猛暑日はどのくらいまで増えていると思いますか?
河津真人 気象予報士:
10日を超えてもおかしくないかもしれません。気候がどんどん変わってきて、「平年」が追いつかないぐらいです。














