私たちの生活を変えつつある「AI」の最前線。AIの活用で人手不足を乗り越えようという医療、そして介護の現場にカメラが入りました。
診療を終えた夜の病院。歩いてきたのは、まるで人間のように廊下を歩く“ロボット”です。病院で2足歩行のAIロボを活用する日本初の実証実験。
「採血室に案内しますね。わたしは歩くことができますので、一緒に進みましょう」
高性能のAIが自然なやり取りで患者を案内します。さらに、倒れている患者を検知する機能も。
実はこのロボ、中国の春節を祝う番組で、演舞を披露した“カンフーロボ”なんです。開発した中国企業と日本のAIベンチャーの協業で、病院での実験が実現しました。
筑波大学附属病院 平松祐司 病院長
「人件費がいま、どんどん上がっていっているので、大雑把なアイディアでは1~2年のうちに導入したい」
高齢化で医療現場では人手不足や人件費の上昇が深刻な問題に。2030年には、およそ187万人の人材不足が見込まれている中、AIロボは夜間の見回りや検体の運搬などを担う存在として期待されているのです。
ジールス 清水正大CEO
「人を気持ちよく案内したり、なにか代わりに運んだりできるようにするためには、ロボットの“知能”が必要になる」
“AIが社会問題を解決する世界”では、こんなツールも広がるかもしれません。一見、スタイリッシュな黒縁メガネ。ところが…
「今夜予定ある?(中国語)」
「今夜はなにもないよ。おなかすいたな~(英語)」
「ご飯食べに行こうよ!(中国語)」
英語と中国語なのに会話が成立。というのもリアルタイムで翻訳が表示されているのです。
この“AIメガネ”の活用を見据える現場は、職員の半数が外国人だという介護施設。ホアイさんはベトナムから来日して8年です。“介護の現場”では聞き取りが難しい専門用語が飛び交いますが、それを…
ベトナム出身 介護福祉士 ホアイさん
「まだお腹は空いていないですか?」
入居者
「空いてはいないけど、食べようと思えば食べられますよ」
表示されるのはベトナム語。
ベトナム出身 介護福祉士 ホアイさん
「入居者さんからのおしゃべりがわからないこともあるけど、これがあればすごく安心」
体調の変化など欠かせない「メモ」も作業を止めて手書きしていましたが…
ベトナム出身 介護福祉士 ホアイさん
「メモしてください。むせ込みがありました」
“ハンズフリー”で記録完了。
販売会社のトップは今後、“AIメガネ”が人手不足を解消する救世主になり得ると期待をこめます。
IoTBank 曲亮 社長
「(AIメガネが)活躍すれば職員の作業を軽減できるのではないか」
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