熊本県は、26日、熊本県南部の多良木町で死んだ野生イノシシから、豚熱ウイルスの感染が確認されたと発表しました 。

熊本県内で豚熱感染が確認されるのは、今回が初めてとなります。

農林水産省の資料によりますと、豚熱とは、豚熱ウイルスにより起こるブタ、イノシシの熱性伝染病で、強い伝染力と高い致死率が特徴です。

感染豚は唾液、涙、糞尿中にウイルスを排泄し、感染豚や汚染物品等との接触等により感染が拡大します。

治療法は無く、発生した場合の家畜業界への影響が甚大であることから「家畜伝染病」に指定されています。

野生イノシシの豚熱感染が拡大した場合、ブタを飼う農場での発生リスクが極めて高くなることが懸念されるため、熊本県は今日午後1時30分から、畜産関係団体や猟友会など関係機関を集めた「緊急防疫対策会議」を開催するということです。

熊本県によりますと、九州では既に佐賀県、長崎県、宮崎県、福岡県、鹿児島県で感染が確認されています。

県は畜産農家に対して
(1)防護柵及びネットの点検
(2)人・車両等の消毒
(3)必要のない者の農場への立入制限
(4)豚導入時の隔離観察
(5)肉製品を含む飼料の適切な加熱処理
(6)飼養豚への適時・適切な豚熱ワクチンの接種
を徹底するとともに、豚熱を疑う症状を含め、異状が確認された場合は、直ちに家畜保健衛生所へ連絡して欲しいとしています。

また、不審な死んだイノシシや衰弱している個体を発見した際は、管轄の市町村や家畜保健衛生所に連絡をと呼びかけています。

問い合わせ先:熊本県農林水産部生産経営局畜産課
電話096-333-2402