「あれが危険じゃないなら何が危険運転なのか」母親が訴え

ところがその後、母・美智代さんの元に「検察が危険運転ではなく、刑罰が比較的軽い過失運転致死で起訴した」という知らせが入りました。

母・美智代さん
「あれが危険じゃない、危険運転って言われないなら、何が危険運転なんですかと本当に聞きたい」

危険運転に問える条件として、「車を制御するのが困難なスピード」などが設けられていますが、今回は、いずれにもあたらないと検察が判断したとみられます。

あいまいともとれる危険運転の条件については見直しが進んでいて、今後、法改正が行われる見込みです。一般道で制限速度を50キロオーバー、呼気に0.5%のアルコールなど、ある数値を超えると危険運転が適用される見通しです。

今の法律のままでも、危険運転致死で起訴を―。

遺族は、4万7000筆余りの署名を集め、25日、さいたま地検川越支部に提出しました。

母・美智代さん
「きちんと向き合ってくれることを願っています。ちゃんと対応してくれると信じています」

美智代さんが好きな写真があります。2人で初日の出を見に、散歩に出たときの写真です。

母・美智代さん
「付き合ってくれる息子なんてそうそういないじゃないですか。今まで通り自分の歩き方で自分の身の丈でコツコツと地道に一歩一歩行ったと思う。それで本人が幸せだったら十分なわけなので邪魔してほしくなかったなと思いますね。私たちにできることを最後まで精いっぱいしてあげたい」