■第101回 日本選手権水泳競技大会 女子50m平泳ぎ決勝(22日、東京アクアティクスセンター)
32年ぶりの日本開催となる愛知・名古屋2026アジア大会の選手選考を兼ねた日本選手権が行われて、女子50m平泳ぎ決勝で鈴木聡美(35、ミキハウス)が30秒32で優勝を果たした。
100m平泳ぎに続く今大会2冠を狙った200mでは加藤心冨(スウィン鴻巣/早大)とのデッドヒートも最後にかわされて2位、加藤が初優勝を果たした。
同種目の予選では鈴木が30秒81でトップ、加藤は31秒26で2位で通過した。決勝の選手紹介ではポーズを決めて笑顔を見せるなどリラックスムード、スタートは加藤に先行されたが、25m付近で鈴木が逆転、スピードに乗った泳ぎで30秒32で8連覇を達成した。さらに派遣標準タイムの30秒33も0.01秒上回った。
鈴木は「なんとか派遣(標準)を切れたなとホッとしている」と話し、レースについては「楽しかったです。加藤選手といいレースができている。いい緊張感を持って臨めるレースになっている」と若手の成長にも喜んでいた。
女子800mでは梶本一花(22、枚方SS /同志社大学)が序盤から一人旅、最後までスピードが落ちずに8分23秒11の日本新記録をマーク。国内最古の日本記録となる2004年に山田沙知子が記録した8分23秒68を22年ぶりに更新した。梶本は「狙っていた記録を更新できて嬉しい」と話したが「日本記録がゴールではない。スピードも持久力も世界で戦う力をつけたい。これからも粘り強く泳いでいきたい」と更なる成長を誓った。
男子1500m自由形では田渕海斗(23、尼崎SS)が中盤から圧巻の泳ぎ、去年、この大会で日本新記録をマークした今福和志(枚方SS /四條畷学園高)を引き離して行った。最後までスピードを落とさずに、14分45秒57の日本新記録、これまでの日本記録14分50秒18を約4秒半縮めた。田渕は「ロス(五輪)が見えちゃった(笑)」と会場の笑いを誘い、「この記録なら(世界での)決勝が見えてくる。しっかり世界と戦いたい」と気合を入れていた。

















