イランの最高指導者は、イラン暦の新年にあわせて声明を出し、国民の団結によって「敵に混乱をもたらす打撃を与え、亀裂を生じさせた」などと述べました。

イランの最高指導者モジタバ師は20日、イラン暦の新年にあわせて書面で声明を発表しました。

そのなかで、モジタバ師は、アメリカとイスラエルによる攻撃で多くの犠牲が出ていると認めた一方で、国民の団結により、「敵に混乱をもたらす打撃を加え、その結果、亀裂を生じさせた」などと強調しました。

中東メディアによりますと、前の最高指導者ハメネイ師は例年、新年にあわせた声明をビデオ演説形式で発表していましたが、モジタバ師の声明は、国営テレビのアナウンサーが読み上げる形で伝えられました。

モジタバ師が8日に最高指導者に選ばれて以降、これまでに公の場で本人の姿は確認されていません。

こうしたなか、イラン国営テレビは20日、イラン軍の報道官がアメリカとイスラエルの当局者や軍関係者らを念頭に、「今後は、世界中の公園や娯楽施設、観光地でさえ、あなた方にとって安全ではなくなるだろう」とする声明を出したと報じました。

そのうえで、「我々は、あなた方の臆病な当局者や司令官、パイロットや兵士たちを監視している」とし、報復攻撃の対象や場所を拡大すると警告しました。