燃料価格の高騰は農家にも影響を与えています。2年連続で不作となり、収量を確保するため気の抜けない状況がつづくさくらんぼ農家。今は朝晩の霜に注意が必要な時期で、対策のための燃料価格が重くのしかかります。

さくらんぼの花芽は霜に弱く、凍るとめしべが枯れ、実がならなくなってしまいます。つぼみが膨らみ始める今の時期は特に注意が必要で、県では、毎年この時期に凍霜害を防止を呼びかけるキャラバンを行っています。
キャラバン隊はきのう出発式を行い、さっそく上山市内の農園を回って注意を呼びかけました。

訪れたのは、佐藤錦や紅秀峰などの品種を育てる上山市のさくらんぼ農家・枝松博さんの園地です。

さくらんぼ農家 枝松博さん「今年は雪解けも早くて、昨年よりも少し生育が進んでいるような気がする。ということは、3月の末から4月にかけて霜注意報がこれまで以上に出るのかなというふうに思いますので」
凍霜害は膨らんだつぼみが凍ることでおきるため、高温で花芽の生育が進む一方、朝晩が冷え込むこれからの時期に最も注意が必要です。
枝松さんの園地では、気温が低くなる夜間に、灯油ヒーターから出る熱を高さ7メートルのファンで園地全体に送り、霜が付かないようにしています。

また、気象観測装置を使い、スマートフォンで気温などを確認しているということです。
しかし今、心配事はほかにもありました。燃料価格の高騰です。

さくらんぼ農家 枝松博さん「タイミング的に悪いときに燃料が上がってしまったなと。でもやっぱり燃やさない限りさくらんぼは守れませんので」
枝松さんの園地では8台のヒーターを使っていて、一晩であわせて120リットルほどの灯油を使います。
さくらんぼ農家 枝松博さん「これから出荷資材もお金がかかってきますので、できるだけ早く(この問題が)終わってもらいたい。それを願うしかない」

県内では、去年・おととしと2年連続でさくらんぼが不作となり、今年は何としても生産量をあげたい年になっています。
県では今後も「凍霜害防止対策マニュアル」などを活用しながら、農家に対策をとるよう呼びかけています。














