5年後、後輩たちは“センバツ”への切符を掴んだ
あれから5年、かつて「選手3人」だったグラウンドには、“センバツ”の切符を手にした21人の部員の声が響いています。部員数が回復した後も、小中学生への野球教室を開催するなど野球の普及・地域貢献活動に取り組んできたことなどが評価され、今回、21世紀枠のセンバツ出場校に選出されたのです。
3人で活動していた時期、そして「9人で野球ができるありがたみ」を知っている大西さんだからこそ、今回のチームの21世紀枠での出場には驚いたといいます。

▼大西智晴さん
「『信じられない…』という言葉が一番に出てくるんですけど、21世紀枠に選ばれて、とてもうれしく思っています。『野球は自分たちだけでできるのではない』ので、保護者の方々はもちろん、監督、そして地域の方々も農業高校なので携わってくれることが多くて…その方々に“恩返し”ができるよう、1勝でも多く勝ってほしいと思います」
「選手3人」という苦しい時期、懸命に野球部の歴史を繋いだ大西さんたち先輩の存在があったからこそ、チームは今、こうして甲子園の舞台へと立てているのです。
そして、チームを支えてきたのは先輩たちだけではなく、同じ境遇を共有する“他校のライバル”も、「選手3人」の時期に高知農業を支えていました。
【後編】へ続く
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