違法薬物の成分を含む植物「カート」を密輸するなどした罪で、ソマリア国籍の男が厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に逮捕・起訴されました。植物の「カート」が押収され、麻薬取締法違反で摘発されるのは、全国で初めてです。
麻薬取締法違反の疑いで逮捕・起訴されたのは、ソマリア国籍の無職、ムスタファ・ヒラド・オメル被告(48)です。ムスタファ被告は去年10月から今年1月にかけて、違法薬物に指定されている向精神薬「カチン」を含む植物「カート」を密輸した罪などに問われています。
「カート」は熱帯に生える植物で、葉や茎に興奮物質の「カチン」などを含んでいて、アフリカの一部の国では嗜好品として、歯で噛んで使用されています。
麻薬取締部によりますと、ムスタファ被告は去年10月、「カート」およそ200キログラムをルワンダ共和国から羽田空港に輸入し、今年1月に空港に自ら受け取りに来たところを現行犯逮捕されました。
その後、麻薬取締部が埼玉県にあるムスタファ被告の自宅を家宅捜索すると、袋詰めされた「カート」およそ50キログラムが見つかったということです。
麻薬取締部は、ムスタファ被告の認否を明らかにしていません。
麻薬取締部によりますと、「カート」の麻薬取締法違反での摘発は全国で初めてということです。
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