イラン情勢の悪化による原油価格の高騰は、宮城県内にも大きな影響を及ぼしています。今が旬のイチゴ栽培は、ビニールハウスの暖房に使う燃料代などが値上がりしていて、生産者は頭を悩ませています。

宮城県山元町のいちご農園「MIGAKI FARM」。

この農園の「売り」は、色や形などの厳しい基準をクリアしたオリジナルブランド「ミガキイチゴ」です。

その高い品質から県内外に多くのファンがいて、この時期は多い時で1日1200人がイチゴ狩りに訪れます。

佐藤綾香記者:
「今が旬のいちごですが、いちごを栽培するために必要なビニールハウスの暖房などにも原油価格の高騰が影響しているということです」

農園には、広さ4000㎡のビニールハウスが10棟あり、昼間は25度、夜間は8度を下回らないように管理しています。

例年、4月上旬まで暖房を使うため、原油高騰は深刻な問題です。

農園を運営するGRA生産部 勝部達也 副部長:
「冬の間気温を上げるための暖房や植物の根の水分吸収を妨げないように根っこを温めたり、光合成を促進するために化石燃料を使っていたりする。燃料代が43%値上がりしていて、急なことでかなりコストに影響がある状況」

さらに、包装資材にも石油製品が使われていることから、今後の仕入れ値の上昇を懸念しています。

農園を運営するGRA生産部 勝部達也 副部長:
「いちごのパックやフィルムも石油から作られる樹脂を主原料にしているので、必ずそちらの価格も上がっていくだろうと思っているが、いままだある在庫でなんとか乗り切っているという状況」

生産コストの上昇をすぐには販売価格に転嫁できず頭を抱えています。

農園を運営するGRA生産部 勝部達也 副部長:
「実際にイチゴの原価が値上がりしたものをそのまま消費者の皆さんに適用してもいいかというと、皆さんがイチゴを買わなくなってしまうので、かなり経営的に厳しい状況が続くだろうと考えている」
この農園では、人件費も上がるなかで原油価格が急騰したため、影響が長期化することを心配していました。














