春の行楽シーズンを前にクマへの対策です。農林水産業や鳥獣対策の従事者を対象にしたクマ対策の研修会が17日に開かれ、参加者が、遭遇した場合の対応や生息しない環境づくりなどについて確認しました。

宮城県富谷市で開催されたツキノワグマ対策の研修会には、各市町村の鳥獣被害対策担当者や農林水産課の職員など50人が出席しました。

クマの生態に詳しい専門家が、山菜取りなどで山に入る機会が増える期間は、クマ鈴の活用や藪を避けることが重要だと指摘しました。

一方で、遭遇した場合に使うクマよけスプレーは、カプサイシンが2%以上含まれるものがより効果的だと説明しました。

「煙幕は大体6メートルくらいがいいところ、かなり速いスピードで・・・」

さらに、クマの休息場所となる耕作放棄地やエサとなる放置された作物をなくし、生息しにくい環境を整備することも重要だと強調しました。

出席者:
「(果樹は)単純に伐採するだけではだめで、点だけではなく面の対策はできていないところだったので取り組んでいきたい」

野生鳥獣被害対策アドバイザー 小野寺レイナさん:
「(クマは)春は若い出たばかりの芽を食べる習性があるので、エサが極端にないということはおそらくないと思うが、去年本来の居場所からエサがないことによって移動したクマがいると思うので、そういったクマが更に移動する。あとは親が捕獲されてしまった子グマやどこに行っていいかわからないクマは出没する確率は非常に高いと懸念している」

宮城県内では、2025年4月から3月10日まででツキノワグマの目撃件数が3537件と過去最多となっていて人身被害も6件発生しています。県は、今後も研修会を開きクマ対策を確認してもらう予定です。