2025年9月、高知市に住む女性が殺害され遺体が愛媛県の山中に遺棄された事件で、高知地方検察庁は16日、死体遺棄と殺人などの疑いで逮捕・送検されていた46歳の男について「鑑定留置」を始めました。期間は5月12日までです。

この事件は2025年9月、高知市の大谷せい子さん(47)が自宅で殺害され、遺体が愛媛県四国中央市の山中に遺棄されていたもので、殺人や死体遺棄などの疑いで、四国中央市の知人の男・杉尾頼久容疑者(46)が逮捕・送検されています。

送検された杉尾容疑者について、高知地方検察庁は16日、「鑑定留置」を始めました。期間は5月12日までで、この2か月ほどの間、杉尾容疑者の精神や身体の状態を調べたうえで、起訴するかどうかを判断するとみられます。

「鑑定留置」は、刑事事件の被疑者・被告の刑事責任能力などが問題になった際に、精神状態や身体について調べるための「鑑定」を円滑に行うため、被疑者・被告の身体を精神病院や拘置所に留置する措置のことです。刑事訴訟法167条で「被告人の心神又は身体に関する鑑定をさせるについて必要があるときは、裁判所は期間を定め、病院その他の相当な場所に被告人を留置することができる」と定められています。

これまでの経緯、女性は去年9月17日に行方不明に⋯

高知市に住む大谷さんは去年9月17日、高知市の会社で勤務を終えた後に行方がわからなくなり、去年11月1日になって、大谷さんの親族が警察に行方不明届を提出しました。