名古屋の入管施設で死亡したスリランカ人女性の遺族が国に損害賠償を求めている裁判で、亡くなるまでの様子を記録した監視カメラの映像の一部を国が遺族側に証拠として送ったことがわかりました。
去年3月に名古屋の入管施設で死亡したウィシュマ・サンダマリさん(当時33)の遺族は、今年3月、「入管が適切に対応していれば命は救えた」として、国に損害賠償を求める訴えを名古屋地裁に起こしています。
この裁判で、遺族側は先ほど、亡くなるまでの様子を撮影した監視カメラ映像の一部およそ5時間分を、証拠としてDVDで国から提出を受けたことを明らかにしました。
映像をみた遺族側の弁護士は、「命乞いをしているような場面もあって非常に残酷なものだった」としています。
国はDVDを裁判所にも提出したとみられ、遺族側は今後法廷で映像を流すことを求める方針です。
注目の記事
東日本大震災の2日前にM7.3の地震「その時に呼びかけていれば...」反省踏まえ運用スタート『北海道・三陸沖後発地震注意情報』 私たちは何をすべき?【災害担当記者が解説】

【震度6強の地震】初の「後発地震注意情報」を発表 「最悪のケースは3.11」 今後1週間をどう備える?【news23】

「どうした?」突然姿を消した仲間…瞳孔は開き、脈もなく草原に倒れていた 心臓が止まった後 運命を分けた“5分” 熊本

夢のマイホーム建たぬまま...住宅メーカーが"突然破産" 残ったのは2000万円超のローン返済「生活が成り立たない。想像を絶するつらさ」

防災グッズ、ガソリン、連絡手段…「1週間の防災対応」でやるべき備え 初の「後発地震注意情報」発表、去年の「南海トラフ臨時情報」から学ぶ対応

災害用の備蓄品「何日分必要か」実例を紹介 4人家族「飲み水だけで84リットル」他に何が必要か









