親が旧統一教会などの信者である「宗教2世」への虐待をめぐり、厚生労働省が、子どもを脅して宗教活動を強制することは虐待にあたるとした初めてのガイドラインの作成を検討していることが分かりました。

「宗教2世」をめぐっては、家庭で親から虐待を受けたとしても、信仰に理由がある場合、行政に対応してもらえないといった問題が指摘されています。

こうした問題を受け、厚労省が「宗教2世」の虐待についてガイドラインの作成を検討していることが分かりました。

ガイドラインでは、教義を理由に「地獄に落ちる」などと脅し、宗教活動への参加を強制することは心理的虐待にあたるとしています。

厚労省が「宗教2世」の虐待について具体的な対応指針を示すのは初めてで、あす公表する見通しです。