移住先の佐世保で今では社会人となった日下さん。震災から15年、人生の半分以上を第2のふるさと佐世保で暮らす中で、地元・南相馬への望郷の念が強くなっていく。

「3・11の日に離ればなれになっちゃった友人たちと、もう一回宝物のような時間というか、青春をもう一回やれないかなっていう」

100年以上の歴史を持つ南相馬市の劇場「朝日座」。国の有形文化財で、日下家が代々管理している建物だ。小学校の体育館が老朽化で使えないため、卒業式の会場に選んだ。

同級生たちへの思いを込め、約半年かけて手づくりで式の準備が進められた。