2025年の猛暑で青森県の「陸奥湾ホタテ」が大量死した問題で、平内町漁協が北海道から譲り受けた稚貝の検査が県水産総合研究所で始まっています。検査結果は10日中にも判明する見通しで、関係者の注目が集まっています。
小泉基 記者
「こちらが、きのう北海道から届けられたホタテの稚貝です。水産総合研究所では、こちらの水槽の中に入っているホタテの貝殻や海水に有害なプランクトンがないかの検査を進めています」
県水産総合研究所には9日、平内町の漁協が北海道の小樽市漁協から購入した約1kgのホタテの稚貝が届けられました。
稚貝の大きさは3cm~5cmほどで、12時間以上水槽の中で蓄養させたあと、10日に研究所の職員が検査を実施。検査では、水槽から回収した海水をフィルターにかけて、残った不純物の中に陸奥湾で確認されていない「まひ性貝毒」などの原因となる有害プランクトンがないか顕微鏡で確認していました。
陸奥湾ホタテを巡っては、2025年の猛暑で卵を産む親貝が大量死し、今後の稚貝不足が深刻となっています。
この打開策として、むつ湾漁業振興会は2026年1月、北海道のまひ性貝毒が発生していない地域からホタテの稚貝を移入する初めての方針を決定。これを受け、平内町漁協は2月に北海道の森・砂原・小樽市の3つの漁協から稚貝約60トンを購入することを明らかにしていました。
検査は早ければ10日にも終える見通しで、結果は県漁連などに伝えられるということです。














