アメリカのトランプ大統領は9日、「オーストラリアがイランの女子サッカー代表チームに対してイランへの強制送還を認めるという恐ろしい人道的過ちを犯そうとしている。彼女たちは帰国すれば殺害される可能性が高い」とSNSに投稿しました。
そのうえでアルバニージー首相に対し、「そんなことはやめてくれ。亡命を認めるんだ」と呼びかけ、「もしオーストラリアがやらないなら、アメリカが彼女たちを受け入れる」と表明しました。
オーストラリアでの報道によりますと、女子サッカーのイラン代表チームはオーストラリアで行われた国際大会の初戦の際、国歌斉唱を行わず、イラン国営放送で解説者が「裏切者だ」などと発言していて、帰国すれば反逆罪で死刑に処される可能性が指摘されているということです。
ただ、トランプ氏が投稿した「オーストラリアがイラン代表チームの強制送還を認めた」という情報は現時点では事実かどうか、確認できません。
そして、最初の投稿からおよそ1時間半後、トランプ氏は追加でSNSに投稿し、アルバニージー首相と電話で会談したことを明らかにしました。トランプ氏は「アルバニージー首相は対応中だ!」として、イラン代表のメンバーのうち「5人がオーストラリア側に保護されていて、残るメンバーも移動中だ」と説明しました。
そのうえで、「家族の安全への懸念や、自身が帰国しない場合の家族への脅迫を理由に、帰国せざるを得ないと感じている選手もいる。ただ、アルバニージー首相は非常にデリケートな状況において、極めて適切な対応をしている」と表明しています。
一方、イラン女子代表チームのジャファリ監督は、8日、大会敗退が決まった後の記者会見で、「帰国を待ち遠しく思っている。個人的にはできるだけ早く祖国に戻り、仲間や家族と一緒に暮らしたいと思っている」と述べています。
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