足元10センチまで津波 一度は死を覚悟
避難所の市民会館がすぐそばということもあり、米沢さんは一度、2階・3階の被害状況を確認することに。しかし3階まで行き窓を覗くと、日常が一変していることに気付きます。建物の2階を越える高さの真っ黒な津波が、街に襲来していたのです。
「これはまずい」ここで初めて、津波の脅威が迫っていることを実感し、すぐに屋上に移動しますが、黒い濁流は勢いを増すばかり。もっと高い所へと、本能的にはしごを使って煙突の上までよじのぼりました。
地上からの高さは15メートルありますが、津波の上昇は止まらず、街をのみこんであたり一面は真っ黒に。とうとう米沢さんの足元20センチほどまで迫ってきました。「もしかしたらダメかも」と死を覚悟しましたが、それ以上上昇することはなく、間一髪難を逃れました。














