胃にイイはずが逆効果!? 3大トラブル(1)胃もたれ対策
<胃もたれ対策のカギは「FODMAP」>
F:発酵性(Fermentable)
O:オリゴ糖(Oligosaccharides)
D:二糖類(Disaccharides)
M:単糖類(Monosaccharides)
A:(AND)
P:ポリオール(polyols)
「FODMAP」とは、上記の頭文字を取った言葉。これらは腸で吸収されにくく発酵しやすい糖質の総称を表しています。FODMAPが多いと腸の働きが過剰になって下痢を起こしたり、大腸で発酵して大量のガスを発生させ便秘の原因になったりするのだとか。そのため、FODMAPを多く含む食品は、胃腸に負担がかかるので胃もたれの時に摂るのはあまり良くないそうです。高FODMAPの食品には、納豆・パン・リンゴ・キノコ・ハチミツ・ウーロン茶などがあります。
<胃腸の負担を軽減させる低FODMAP>
FODMAPの少ない低FODMAPの食品は、胃腸の負担を軽減させる食事療法として今世界的に注目されています。低FODMAPの食品には、ブロッコリー・ご飯・オレンジ・トマト・バター・麦茶などがあります。
<FODMAPと胃もたれの関係>
例えば、低FODMAPに分類されるご飯の場合、胃で消化され十二指腸を通って小腸へ送り出されます。その後、小腸で糖質などの栄養が吸収され大腸へ送られます。一方、高FODMAPに分類されるパンの場合、消化の過程で糖質が小腸で吸収されにくくなり、大腸で発酵しガスが発生。これにより、小腸に溜まったものが大腸へ送り出しにくくなってしまいます。すると、次に影響を受けるのが小腸の上にある十二指腸。ここには胃で消化したものを小腸に送る役割がありますが、小腸が詰まっているため消化物を送り出しにくくなってしまうのだとか。その結果、食べたものが胃に溜まったままになります。すると、胃で消化不良などが起き、重苦しさや不快感が続く「胃もたれ」につながってしまうそうです。
<胃もたれ対策に牛乳を飲むのは逆効果!?>
牛乳は、二糖類である乳糖を多く含み、胃もたれにつながる高FODMAPに分類されます。そのため、胃もたれの時には逆効果になることがあるのだとか。他にも、ヨーグルトなどの乳製品や納豆などの豆類は、普段は健康のために食べるべきですが、高FODMAPに分類されるものが多く、胃もたれの時には逆効果になることがあるそうです。(※乳製品・豆類の全てが高FODMAPではありません)
<野菜のFODMAP>
胃もたれしにくい低FODMAPの野菜は、ショウガ・カボチャ・ニンジンなど。高FODMAPの野菜には、タマネギ・ニラ・アスパラガス・ゴボウ・ネギ・ニンニクなどがあります。
なかでもタマネギは高FODMAPの代表格。胃もたれの時は、ドレッシングなどに含まれる場合でも注意が必要だそうです。
<うどんとそば 低FODMAPはどっち?>
うどんやパンなど小麦で作られる物の多くは、胃もたれしやすい高FODMAPに分類されます(小麦製品の全てが高FODMAPではありません)。胃もたれしている時には、ご飯や小麦をつなぎで使っていないそばなどを摂るのがおすすめ。症状が出る食品・量は体調の影響や個人差があるので自己判断せず医療機関などに相談してみてください。














