青森県内のレギュラーガソリン価格が4日に発表され、1リットルあたり156円と3週連続の値上がりとなりました。イラン情勢の悪化を受け、今後も値上がりが続く見込みで、暮らしへの影響が懸念されています。

鳴海秀都 記者
「価格高騰が懸念されるガソリンや灯油。利用客からも心配の声が上がっています」

利用客
「今のうちに、少しでも早く、1円でも安いうちに入れておこうかなと」

利用客
「見通しがつかない状態でしょ。だから今のうちに入れておいた方がいいのかなと…」

4日の青森市のガソリンスタンド。
イラン情勢悪化による原油価格の高騰を懸念して、早めに給油にきた客が多く見られました。

資源エネルギー庁によりますと、3月2日時点の県内のレギュラーガソリン1リットルあたりの価格は前の週から1.5円値を上げ156円に。また灯油も1リットルあたり119円に値上がりしています。

調査した石油情報センターによりますと、イラン情勢の緊迫化でガソリンや軽油などの価格が上昇しているということです。

また、アメリカの攻撃を受けたイランが世界の原油輸送の要所であるホルムズ海峡を事実上封鎖した影響で、今後もさらに値上がりが続く見通しで、来週は今週以上の値上がりになる可能性もあるということです。

利用客
「また(価格が)上がることになると、家計が苦しくなって、生活が大変だなと感じる」

利用客
「できればもっと下がってほしいが、最低限はこの現状を維持してほしい」

各方面での波及が懸念される原油の供給の不安。
ハウス栽培をする農家からは燃料費の高騰を心配する声が上がっています。

この時期、旬を迎え、葉が厚く色鮮やかな小松菜。
八戸市石手洗の花農家では、11月~5月にかけて小松菜を生産していて、寒い中でゆっくりと育つこの時期のものは夏に比べてシャキシャキとした歯ごたえになるということです。

石上園芸 石上菜穂美さん
「小松菜は冬がとてもおいしいです。肉厚で色も濃くて栄養価も高くなります」

冬はビニールハウス13棟、約70アールで小松菜を育てていますが、そのために欠かせないのが大量の灯油や重油です。

ハウス内の温度は暖房機で3度に保つよう温めて使用する灯油や重油などは、年間約2万リットル、額にすると250万円ほどかかっています。

燃料費は今でもすでに5年前の1.5倍まではねあがっていて、中東情勢の不安がさらに追い打ちをかけ、値上がりすることを懸念しています。

石上園芸 石上菜穂美さん
「年々上がっていっているので、いまでも辛いところではあります。業者さんから『値上げしますよ』と具体的な数字はまだですが、予告はきているので、心構えしています。資材も上がっているし、灯油代も上がって、全部が値上げしている中で、どこを切り詰めていけばいいのか」

また、これから春に向け花の栽培も本格化しますが、その苗もアフリカからも多く仕入れていて、イラン情勢が緊迫化するなかで滞りなく手に入るかなど心配の種がつきません。