将来にわたる地域の医療体制を維持するのが目的です。山口県下関市の市立市民病院と国の独立行政法人の下関医療センターが統合されることになり、4日に基本合意書の締結式がありました。

下関市の前田晋太郎市長と独立行政法人地域医療機能推進機構の山本修一理事長、市立市民病院の田中雅夫理事長が基本合意書に署名しました。

基本合意書によると現在の市立市民病院と下関医療センターを統合し、別の場所に新しい市立病院を建設する計画です。

人口減少が続き病院経営が厳しさを増す中、将来に向けて医療体制を維持するためにこれまで検討が進められてきました。

2つの病院はともに建て替え時期を迎え、場所が近いことから統合することになりました。

建設予定地は2つの病院から近いJR山陽本線沿いの幡生操車場跡地で、土地はすでに市が取得しています。敷地面積はおよそ4.3ヘクタールで市中心部からの交通アクセスもよい場所です。

独立行政法人地域医療機能推進機構 山本修一 理事長
「将来を見据えて、かつ安定した経営というのも非常に重要なので、そのへんをしっかり見据えた病院づくりをこれから市民病院の皆さんと一緒にやっていければなというふうに考えております」

市立市民病院 田中雅夫 理事長
「下関医療センターと市民病院が一緒になって幡生までしか動かないというのは、こんなに条件の整ったいい統合は私は全国探してもあまりないと思います」

新しい市立病院は2つの病院が持つ医療機能を引き継ぐことにしています。両病院の職員のうち新たな病院での勤務希望者は、原則勤務ができるよう必要な措置をとるとしています。