2本目を失敗し一時は9位に その時木村選手は?

ーここで改めて、金メダルを獲得したビッグエアの決勝を、木村選手と振り返っていきましょう。

3本のうち、得点が高い2本の合計点で競うビッグエア。木村選手は1本目、5回転半を確実に決めて首位に立ちます。

しかし、2本目は着地に失敗。9位に順位を落とします。この場面は木村選手としてはどういった心境でしたか?

(木村 葵来選手)
「そうですね、ライン取りだったりアプローチ、そのテイクオフする瞬間がかなり大事なんですけど、そこをちょっと失敗してしまって、あのような着地に繋がったのかな、というふうにコーチと一緒に話しながら考えていました」

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そして運命が決まる最終の3本目です。このときは、どういった心境で臨んでいたんですか?

(木村 葵来選手)
「そうですね、2本目で失敗した部分を修正できれば、3本目は絶対に決まるって分かっていたので、本当に『2本目で失敗したところを修正すること』だけを考えて、3本目は滑ってました」

ー気持ちは切り替えられていた?

(木村 葵来選手)
「そうですね、気持ちは切り替えられてましたし、何かいい時って、しかも『ゾーン』とかの状態に入っているんで、あんまり滑っているときの記憶がないんです」

ーそして3本目に5回転半を成功、まさに圧巻でした。これはご本人の中でも手応えがあったのではないでしょうか?

(木村 葵来選手)
「そうですね、これはもうかなり着地も手もつかずに綺麗な着地ができたので、『これは来たな』という感じはありました」

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ー着地の後のガッツポーズにも、やはりそのあたりの思いというのが表れていましたよね?勝負なんで「勝ち負け」も大事だと思うんですけども、何かそれと同じぐらい「自分しかできない技を見せるんだ」って思いが強いですか?

(木村 葵来選手)
「そうですね。やっぱりビッグエアはかなり同じ技が結構たくさん出てくるので、どこで差をつけるかってなると、『高さ』だったり『着地の姿勢』っていうのがかなり大事になるのかな、っていうふうに思っています」