イランを攻撃したアメリカへの抗議デモが激化しているパキスタンで、アメリカ総領事館の警備にあたる海兵隊員がデモ隊に発砲したとロイター通信が報じました。在外公館での武力行使は異例で、緊張が高まるおそれもあります。
パキスタン国内では、アメリカとイスラエルによるイラン攻撃で、最高指導者ハメネイ師が死亡したことへの抗議活動が激化。
南部の都市カラチで1日、アメリカ総領事館に押し寄せたデモ隊が押し寄せ、敷地内に乱入する事態となり、治安部隊との衝突で少なくとも10人が死亡しました。
この抗議デモをめぐり、ロイター通信は2日、アメリカ当局者の話として領事館を警備していたアメリカ海兵隊がデモ隊に発砲したと報じました。海兵隊の発砲で死傷者が出たかどうかは不明だということです。
在外公館の警備は、「民間の業者や現地の当局が担うことが多い」としたうえで、「外交施設での武力行使は異例」と伝えています。
パキスタン政府はイラン攻撃について、アメリカへの名指しを避けつつも「国際法に違反する不当な攻撃だ」と非難していて、アメリカとの緊張が高まるおそれもあります。
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