子宮頸がんワクチン 国内での接種状況は?

ワクチンは、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス=HPVの感染を高い割合で防ぐとされています。ただ現状、日本での接種率は伸び悩んでいると専門医は話します。

専門医の大下孝史医師

さくらウィメンズクリニック 大下孝史院長
「(かつて接種後に)体のあちこちが激しく痛んだり、しびれが残ったり、マスコミ報道で流れたものをみると、皆さん、確かに怖いと言うイメージを皆さん持たれたと思うんですね」

副作用の懸念から、国はおよそ9年間、積極的な勧奨を中止していました。しかし、その間の調査で、ワクチンを接種していない人の間でも、同様の体の痛みやしびれといった症状が同程度の割合で出ていたことが明らかになりました。そのため国は、積極的な勧奨を中止していた期間に、接種機会を逃した女性を対象に、自己負担なしで接種できる「キャッチアップ接種」を実施。現在、この経過措置のため、対象者は3月末まで無料で受けることが出来ます。

さくらウィメンズクリニック 大下孝史院長
「キャッチアップ接種の接種率は上昇したんですけども、それでもたかだか60%弱というのが現状です。高校1年生までの定期接種にいたってはですね、まだまだ接種率は進んでないというのが現状だと」

現在は安全性が再認識され、国による積極的な勧奨も再開されていますが、「怖い」というイメージは根強く、日本の接種率は先進国で最低レベルとなっています。

さくらウィメンズクリニック 大下孝史院長
「子宮頸がんになってしまい、治療として子宮を取ったりすると当然妊娠できなくなる。ぜひ積極的に子宮頸がんワクチンのことを検討いただければと思います」