列車の走行中に大津波警報が発表されたことを想定したJRの訓練が、宮城県東松島市で26日行われ、乗客を安全な場所に避難させるまでの手順を確認しました。

列車が止まる訓練は、JR仙石線の下り列車が東松島市内を走行中、宮城県沖を震源とする震度6強の地震が発生し、大津波警報が発表された想定です。26日は高校生ら約150人が乗客の役を務め、緊急停止した列車から飛び降り、徒歩で避難場所に向かいました。

運転士:「津波来ます。急いでください」

避難先とした850メートル先の公園には、15分ほどで到着しました。

乗客役の多賀城高の生徒:
「列車から人を降ろすときに支えるのが難しかった。(車内で)地震が起きたときにどうしたらよいかという知識をいろいろな人に広めていくことが大切」

乗客役の多賀城高校の生徒:
「(避難中に)急に走ったり歩いたりの差があったので、走るなら走る、歩くなら歩くでメリハリをつけていければ」

JR東日本東北本部・中村健太安全企画ユニットリーダー:
「環境が変わったり利用者も変わっていくが、津波はまた来る可能性があるので(訓練は)繰り返しやっていくべきもの」

仙石線は3月14日に、すべての車両が新型に入れ替わり、乗務員は2人から1人に変更となります。今回の訓練は、この「ワンマン運転」を想定し、現地の地理に詳しい乗客の協力を得て実施しました。