岸田総理が秋葉復興大臣など複数の閣僚の交代を検討する中、自民党の二階元幹事長は「派閥にとらわれない思い切った人材登用」を求めました。

二階元幹事長はTBSのCS番組の収録で、取りざたされている内閣改造について「局面を変えていくという意味ではいいかもしれない」と述べた上で、次のような考えを示しました。

自民党 二階俊博元幹事長
「内閣改造も思い切った人材の登用とか、派閥にとらわれないとか、目新しいことをやってのければいいですけど、従来通りの派閥順送りのようなことをやっておったんじゃ、いくら改造やったって国民はちゃんとそんなことは見抜きますからね」

与党の幹部によりますと、公職選挙法違反の疑いが指摘されている秋葉復興大臣について、政府・与党内では早期の交代が検討されています。

また、公務中に緊急搬送された谷国家公安委員長についても交代論が浮上しています。

政府・与党内には年内に閣僚を交代させる案も出ていて、来年の通常国会前までに人心一新を図ることで、低迷する岸田政権の支持率回復につなげる狙いです。