去年12月に90歳で亡くなった、笠岡市出身の政治家・片山虎之助さんの市民葬が、きのう、片山さんの故郷・笠岡市で開かれました。市民葬には、地域の人や政治関係者など生前に親交のあった約400人が参列しました。

(伊原木隆太・岡山県知事)
「まさしく『先生なくして、今日の岡山の飛躍は無かった』と。心から感謝申し上げる次第であります。心からご冥福をお祈りいたします」

笠岡市出身の片山虎之助さんは、岡山県の副知事や消防庁の次長を務めた後、1989年に自民党の参議院議員として政界入り。初代総務大臣や郵政大臣といった要職を歴任し、地方の税収を増やすための「三位一体改革」を主導するなど、国会で「地方自治の必要性」を訴えました。

自民党を離党後は、日本維新の会の共同代表を務め、2022年に政界を引退。去年12月、老衰のため90歳で亡くなるまで、豪快かつ温かい人柄で多くの人から「トラさん」と慕われました。

(元岡山県議会議員 天野学さん)
「先生は、寄せられる陳情に耳を傾け、晩年まで郷土のために尽くされました。中央と地方をつなぐ政治家としてのお姿は、今も私たちの胸に深く刻まれております」

参列した人は、献花台に花を手向け、かつて国政をリードした政治家「トラさん」との別れを惜しんでいました。