2023年10月、北九州市内に住む21歳の女子大学生の自宅で泥酔した影響や恐怖により拒絶できない状態の女子大学生に性的暴行を加えた、北九州市消防局の消防士・田中貴志被告(37)の裁判。
1審の福岡地裁小倉支部は「バーで偶然一緒に飲酒し、泥酔した自分を友人と共に自宅まで送り届けて介抱してくれたはずの被告人が豹変し、自宅において誰の助けも得られないまま性交させられたものであり、被害者が受けた恐怖感や絶望感は計り知れない」と厳しく指摘して懲役6年の判決を言い渡し、田中被告はこの判決を不服として控訴していた。
控訴審で弁護側は”女子大学生は帰宅時に泥酔状態ではなかった””女子大学生の証言は不自然”との旨を主張した。
この主張に対し、福岡高裁は「女子大学生が帰宅時に泥酔状態であったと認定した原判決に論理則経験則違反はない」としたうえで「性犯罪の被害者の心理状態を理解しないもので、当を得ないものといわざるを得ない」と厳しく指摘して控訴を棄却した。
バーで泥酔した21歳女子大学生を背負って自宅まで送り性的暴行加えた37歳消防士の男 1審の懲役6年判決を不服として控訴 高裁「性犯罪の被害者の心理状態を理解しないもの」弁護側主張一蹴し控訴棄却【判決詳報】














