保護司の男性を殺害した罪に問われている男の裁判で、男が初めて謝罪の言葉を述べました。

 (飯塚紘平被告)「重い罰を受けて刑務所で後悔と反省を死ぬまでする。謝罪をすることしかできない」

 飯塚紘平被告(36)は2月19日法廷で謝罪の言葉を述べました。

 起訴状などによりますと飯塚紘平被告(36)はおととし、保護観察中に担当の保護司だった新庄博志さん(当時60)を殺害した罪などに問われています。

 犯行の背景には仕事が長続きしなかったことなどがあったとされていますが19日の被告人質問で、飯塚被告は「自分のやり方にこだわりがあった、これだと思っているのにダメなのが不満でした」と説明。

 そのうえで新庄さんを狙った点については「恨みという感情にはあてはまらない」と述べたうえで次のように語りました。

 (検察官)「職場の人を殺害したほうがすっきりしたのではないですか?」
 (飯塚被告)「それをやっても大きなことをやるからよりすっきりする。不快感があった上司を殺してもその人がいなくなくなるだけです」

 また、19日の証人尋問には弁護側の依頼で被告の鑑定をした心理学者が出廷し、「善悪の判断がなかったのかというと、犯罪の認識はあったのかと思う」などと証言しました。