北海道江別市の商店街で発生した火災から1か月余り。
子どもたちの居場所となっていた児童クラブは火災の後も1日も休むことなく、新たな場所で子どもたちを迎え入れていました。

井元小雪 記者
「レトロな街並みが人気だったこちらの商店街、火災から1か月が経ちましたが、まだ焦げ臭いにおいが立ち込めています。」
発災当日…

藤原裕明 カメラマン
「すごいな…すごい爆発音が聞こえます」
1月7日、江別市の大麻銀座商店街が火の手に包まれました。

火元となった店舗の4軒隣りにあったのが、児童クラブです。

井元小雪記者
「天井も2階の床もすべてない状態ですよね」

こども支援ワーカーズ みんなのいえ 鈴木律子 代表(50)
「これはピアノです」
井元記者
「確かにピアノの形跡が、弦がわかりますね」

放課後児童クラブ「みんなのいえ」。

ゲームや宿題をしたり、こたつでごろんとしたり、まるで自分の家にいるかのよう。

こども支援ワーカーズ みんなのいえ 鈴木律子 代表(50)
「家庭的な雰囲気にこだわっていた。ソファを置いたりピアノを置いたり。それが一晩で燃えてしまった」
まだ、消火活動が続いていた火災の翌日。

仲間に励まされている鈴木さんの姿が、HBCのカメラに映っていました。

7年前、この場所で地域の人たちと児童クラブを立ち上げた鈴木さん。
現在は共働き家庭の子どもなど、72人の小学生を受け入れています。

こども支援ワーカーズ みんなのいえ 鈴木律子 代表(50)
「子どもたちのお気に入りのおもちゃとかもあったので、入っては戻り、入っては戻りを繰り返して、取り出せないのでちょっとずつ諦めて、気持ちの整理をつけて」

子ども
「なにやってるのー!」

この日もいつものように、子どもたちが帰ってきました。

しかし、帰る場所はかつての場所から50メートルほど離れた公民館です。

こども支援ワーカーズ みんなのいえ 鈴木律子 代表(50)
「ここがすごくよかったのは、火事の前もここを通ってきていたので、いつもどおりの下校ができるのでありがたいです」

こども支援ワーカーズみんなのいえ 鈴木律子 代表
「また、その寒いかっこうやめなよ。風邪ひくから」

地域の協力もあり、児童クラブは火災から1日も休まずに活動を続けています。

おやつは毎日、手作りです。

子ども
「まるで自分の家のような」

子ども
「第二の家」

子どもたちにとっては大事な「おうち」。

鈴木さんはまた思い出の残るこの商店街に戻り、児童クラブの運営を続けていきたいと思っています。

こども支援ワーカーズ みんなのいえ 鈴木律子 代表(50)
「市のバックアップ体制がないと、任意団体で小さな団体で精一杯やっているので、次の場所が探せたとしても改修費用とか先立つものがないと、なかなか次の物件も決められないというのが、いま一番悪戦苦闘しているところ」
堀キャスター:
児童クラブは、放課後の子どもたちの「おうち」ともいえる場所ですよね。今日は大雪で学校が休校でしたが、朝から子どもたちを受け入れる対応をとったそうです。

大通幼稚園 園長 藪さん:
みんなの家というネーミングが素敵だなと。名前に象徴されるように、今日みたいに悪天候であっても子どもたちが安心して過ごせる場を提供してあげたいという考えがあるんだと思う。こういった児童クラブは居場所というだけでなく1年生から6年生、地域の大人など幅広い年齢の人といられることによる、成長の場でもあると思う。だから子どもたちには良い環境を提供してあげたいと思う。
堀キャスター:
そして、またこの商店街に帰ってきたいということで、行政などの支援も必要ですよね。

アンヌ遥香さん:
道内どこの地域でも、お店が一軒でもなくなると急に街の雰囲気がガラッと変わってしまうこともよくある。ここまで築き上げたものが一気に何店舗も失われたが、1日でもはやく元の姿に、それが新しい形で生まれ変わればいいなと。
堀キャスター:
大麻銀座商店街の被害にあった一帯は、今後、解体されることが決まったそうです。20日と21日は「サンキューストリート」と称して、通行規制が一部解除されるということですので、思い出のある方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか?














