「何もできない、成功できない」 北京大会後の苦悩

【3度目の挑戦で悲願の金メダル】
▼2018年 平昌大会:11位(途中棄権)、決勝で転倒し搬送
▼2022年 北京大会:10位、予定していた技が出せず転倒も
――戸塚選手は前回、前々回のオリンピックでの悔しさを胸に抱え、今回が3度目の挑戦でした。北京大会が終わったあとは何も上手く行かなくて、だいぶ苦しい思いをされたとうかがっています。
もう本当に、技を練習したとしても何もできないですし、成功できないんですよね。いつもできる技が大会で上手く行かないなど、自分の中で「なんでなんだろう」という年がずっと続きました。
――そこから何が変わった、何を変えたのでしょうか?
本当に一つひとつの技を、不安な部分を全部解消しようと思って、技の全部を基礎から始めたという感じです。下から積み上げていこうと思った年でした。
――何かつかめたかもしれないと思ったのは、何年後ぐらいだったのでしょうか?
北京大会が終わって2年後ぐらいですかね。積み上げてきたものが一気に花咲いたというか、「これはイケる」という自信に変わった年がありました。
――この4年間で、メンタル面でのご自身の進化についてはどのようなものを感じますか?
やっぱり、メンタルというのは技の精度から来ていると思っています。不安な部分があるとそれだけ心も不安定になるので、滑りで不安を少なくできたことが一番メンタルに影響しているのかなと思っています。

















