国の重要文化財に指定されている宇和島城の天守に、硬いものでひっかいたような傷が見つかりました。愛媛県宇和島市は警察に被害届を提出する方針です。

天守の玄関付近に刻まれたアルファベットの「N」のような文字。
宇和島市によりますと2月17日午後2時半ごろ、宇和島城の天守で玄関の上がりかまちの板に傷がついているのをシルバー人材センターの職員が見つけました。

傷は縦1.8センチ、横1センチほどの大きさで、アルファベットの「N」の形に見え、硬いもので木の表面をひっかいてつけたとみられています。

いつ傷がつけられたのかは不明で、ほかの場所に被害は確認されなかったということです。

宇和島市は18日、警察とともに現場を確認していて、被害届を提出する方針です。
修繕については今後、文化庁などと協議するということです。

宇和島城の天守は、1666年ごろ、宇和島藩の2代藩主・伊達宗利が改修したもので、国の重要文化財に指定されています。

(観光客)
「許せない。他県にも沢山国宝があるので、こういうことがないよう守っていきたいと思う」

宇和島市の岡原市長は「国民全体の財産であり、貴重な文化財が傷つけられたことは、大変遺憾で到底許されざる行為だ」とコメントしています。