またニセ警察官による特殊詐欺事件です。
新潟市秋葉区に住む70代男性が通信事業者や警察官を名乗る男らに、現金150万円をだまし取られる被害に遭っていたことが分かりました。ニセ警察官らは、金融機関で現金を引き出す際の説明用として、架空の住宅リフォームの請求書も送ってきたということで、警察が注意を呼び掛けています。

警察によりますと、2月12日に男性の自宅固定電話に通信事業者や警察官を名乗る男から電話がありました。

ニセ警察官らは「あなたから不審なメールが拡散されている。被害届を出した方がいい」「マネーロンダリング事件の捜査で、あなた名義のクレジットカードが見つかった。あなたも犯罪に加担している容疑があり、逮捕状が出ている」などと話し、男性の不安をあおります。

さらに「無罪を証明するには銀行口座内にある紙幣番号を確認する必要がある」などと言い、その後はメッセージアプリでのやり取りを指示されたということです。

そして、2月16日に男性はニセ警察官から現金700万円ほどを用意するよう指示を受け、さらに金融機関で現金を引き出すために必要だとして、説明用の“住宅リフォームの請求書”が自宅に届いたということです。

男性は言われるがまま、金融機関に“請求書”を持っていき、現金150万円を引き出したうえ、現金が入った封筒をビニール袋を指示通りに自宅前に置きました。すると、しばらくしてビニール袋がなくなり、代わりに紙袋が置かれていたということです。

その後、男性は要求額に足りない分について家族に相談したところ、詐欺ではないかとわかり警察に相談。紙袋の中身を確認すると、コピーされた“1万円札”が150枚入っていたということです。

架空の請求書やコピーされたお金などを用意した特殊詐欺事件は新潟県内でも珍しく、警察が注意を呼び掛けています。

【警察から被害防止の注意点】
・警察は、メッセージアプリ(LINE等)で連絡することはなく、そこで警察手帳や逮捕状などの令状を見せることもありません
・警察は、逮捕を免れることを理由に金銭の振り込みや口座からの出金を指示することはありません
・警察官を名乗る者から、電話やメッセージアプリ(LINE等)で「捜査対象になっているという話」「お金の話」が出たら詐欺を疑い、最寄りの警察署に相談してください。