禁酒と禁煙で新たな食道がんの発生リスクが大幅に減るという研究結果です。

 食道がんは早期発見などにより内視鏡で切除し、食道を切らずに温存する形で治療する方法がありますが、治療後も新たながんが発生するリスクがあるとされています。

 京都大学などの研究グループは、食道がんを内視鏡で切除した患者330人を対象に、「禁酒と禁煙」を指導した上で10年以上追跡した結果、飲酒と喫煙の両方を完全にやめた場合、新たな食道がんの発生リスクが約5分の1に低下したということです。

 一方で、量を控えるだけでは、発生リスクを低減する効果は認められなかったということです。

 (京都大学医学部附属病院 武藤学教授)「早期がんで発見される時代になって、こういったデータをもとに患者をきちっと教育していく必要があるのではないか」

 研究グループは今回の調査結果を禁酒・禁煙の指導にいかしていきたいとしています。