コメ価格の高止まりが続く中、最大800円の値下げに踏み切るスーパーも出てきました。ただ、消費者が期待する“安いコメ”はまだまだ遠い存在です。
きょう、埼玉県のスーパーはいつも以上に“忙しい”日を迎えていました。
新鮮市場 東本郷店 飯田智成 店長
「今月にはいって、緊急に下げてくれた。少しというか、大幅値下げ」
「緊急値下げ」と赤字のポップが貼られたのは、なんと「コメ」売り場。きょうから最大800円の値下げに踏み切りました。
売り場の前は、あっという間に人だかりが…続々と手に取る姿も。新潟県産コシヒカリは500円以上値下げし、4406円に。茨城県産コシヒカリは4000円を切った価格です。
新鮮市場 東本郷店 飯田智成 店長
「関東、茨城とか埼玉は安くなりやすかったが、新潟とか秋田は、値段は今まで崩れなかった。でも、今月に入ってめちゃめちゃ下げてくれたので、これが下がるということは、もうお米の値段が下がる」
コメの在庫を抱えた取引先がここにきて“損切り”してでもさばこうと動き始めたといいます。
ただ、消費者が期待する価格まで下がったと言えるのか?客に聞いてみると…
客
「ここ(3500円)だと嬉しいかな。生産者のことも考えるとこの辺かな」
「3000円、高くても3000円。なるべく麺食べてます」
来店客30人に聞いたところ、ほとんどの人が3500円以下を希望。2500円ほどを選ぶ人もいました。
とはいえ、発表されたばかりのコメ5キロあたりのスーパーでの平均価格は4194円。先週よりわずかに値上がりしました。2023年から2024年と比べると高値は一目瞭然です。
一時は“暴落”するともいわれていたコメ価格。なぜ、ほとんど値下がりしないのでしょうか。専門家は、一部の業者は備蓄米の買い入れに期待しているのではないかと指摘します。
宮城大学 大泉一貫 名誉教授
「少しずつ下がってきたコメ価格下落をストップさせてしまう要因になってしまう」
政府が備蓄米を増やすために、今月からコメの買い入れを再開する方針です。
コメはどこまで値下がりするのか。カギを握るのは、結局、国次第なりそうです。
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