来年はG7広島サミットやG7倉敷労働雇用大臣会合など、重要な国際会議が各地で開催されます。懸念されるテロの脅威に備えようと警察などによる合同訓練が赤磐市で開かれました。

不審者がビニール袋を傘で突き刺したところ、そばにいた男性が倒れた、というかつて日本を震撼させた地下鉄サリン事件のような化学テロを想定した訓練です。

警察や市の連携強化を図ることが目的で、被害者救助と避難の誘導、不審な袋の回収などテロ発生時の初動対応の手順を確認しました。

(赤磐警察署 難波康弘署長)
「国際的な大きな会議が予定されていますので、テロの危険性というのが高まっています。まずは人命救助が優先でいろんな機関と相互の連携をより深めて、人身の安全に努めてまいりたい」

警察では、怪しいものを見つけた場合は触ったりせず、通報をしてほしいと話しています。