海外を拠点にするアスリートにも円安が直撃
小川彩佳キャスター:
円安の不安を実感することはありますか。
トラウデン直美さん:
円安によって物価が押し上げられて、生活が苦しいというだけではなく、「本当に円だけを持っていていいのか」と、円自体に対して不安を感じています。
資産の分散をどうすれば良いのかということは、専門家の話を聞いて、考えているところです。

藤森祥平キャスター:
パリオリンピックのトランポリン女子で6位に入賞した森ひかる選手は、インスタグラムに「緊急事態」と投稿。練習拠点のイギリスで、円安の影響を受け、活動費の支援を求める事態となっているということです。

イギリス在住 トランポリン選手 森ひかる選手
「ポンドでの収入を得られないので、日本円で収入を得て、イギリスで生活をしないといけない。日本円で大きな金額をもらっても、イギリスに来たら半分になってしまう。そこがすごく大変なことかなと思います。
昨年も世界選手権で金メダルを取ったが、貯金を崩しながら生活しないといけないような状況。いま(トランポリンの強豪)イギリスで練習するということが大事なので、この生活を円安の問題で諦めたくないなとすごく思う」
円の実力(購買力)が60年の弱さで、「円安」「円弱」ともいわれています。
こうした中での、高市総理の「ホクホク発言」でしたが、その前段には以下の発言をしていました。

高市総理
「いま円安だから悪いって言われるけれども、輸出産業にとっては大チャンス。食べ物を売るにも、自動車産業もアメリカの関税があったけれども、円安がバッファーになった。ものすごくこれは助かりました」
こういう文脈だったということですが、マーケットはどうですか。
23ジャーナリスト 片山 薫:
高市総理は「“円安がいい”とか、“円高がいい”とか言ったわけではない」と説明しましたが、高市総理の中に、“円安を生かす”あるいは“円安がメリット”だという本音があるのではないかと市場はみて、結局円安は進みました。
1ドル160円にいかないように政府・日銀が牽制している中、総理の一言で変わってしまったという意味では、不用意だったのではないかという指摘は免れないと思います。

















