引き続き、シリーズ「2022の記憶そして未来」、浦部さんに解説してもらいます。

11月、国会で成立した衆議院の区割り変更について見ていきます。

「1票の格差」を是正するため、次の衆議院選挙から全国の小選挙区で「10増10減」するのが決まり、福島県内の選挙区は、これまでの5から4へ「1減」となりました。

このうち、須賀川市と白河市などがある3区は、新しい区分けで県中と会津地方に分けられる形となりました。


会津地方に組み込まれる白河市民から様々な声が聞かれました。

白河市民・80代男性「東北の玄関口だから、やっぱり会津と一緒はまずいと思う。うちの方は白河市だけど、わりかし立候補する人が来ないことが多い」
白河市民・60代女性「会津と統合されても、今よりも住みやすくなるのであれば別に全然(構わない)」
白河市に住む20代主婦「正反対のニーズが出てくることもあると思う。そうなったときにそっちにお金使っちゃうの?みたいなことになってくると難しいですよね」



福島は地方によって文化も異なりますから、その違いをよく理解する必要がありそうです。

今回の区割り変更について、県選出の国会議員からも戸惑いの声があがっています。